色彩と造形の調和が生んだ、銅賞受賞作品
全国のパティシエたちが技を競う、日本最大の洋菓子コンクール「ジャパン・ケーキショー東京」。
その2025年度大会で、ファイブホルンのパティシエ 石原涼菜(いしはら すずな) が、デコレーションケーキバタークリーム部門にて銅賞を受賞しました。
繊細な手仕事と色彩感覚が評価された、彼女の渾身の作品と想いをご紹介します。
目次
石原涼菜、「ジャパン・ケーキショー東京2025」で銅賞受賞!

日々の仕事を通して技術を磨き続ける、ファイブホルンの次世代パティシエ 石原涼菜
「丁寧な仕事」と「挑戦する姿勢」で、周囲から厚い信頼を集めている彼女がこの度、
日本最大の洋菓子コンクール「ジャパンケーキショー東京2025」
デコレーションケーキバタークリーム部門で銅賞を受賞しました!
このコンクールは、全国から一流パティシエや若手職人が集う国内最大級の大会。
その中で約100名が出場するバタークリーム部門において、石原はトップ10圏内という快挙を成し遂げました。
作品の完成度はもちろん、テーマ構成や色彩バランスなど、全体の調和が高く評価されました。
昨年はマジパン、今年はバタークリームで挑戦
昨年まではマジパンで出場していた石原。今年は新たな挑戦として、初めてバタークリーム部門での出場を決意しました。バタークリームでの挑戦は今年が初めてでしたが、その第一歩となった2025年の長野県洋菓子コンクールでは「長野県洋菓子協会会長賞」を受賞。
その勢いのまま、全国大会である日本最大の洋菓子コンクール「ジャパン・ケーキショー東京」へと駒を進めました。
作品づくりの裏側とこだわり
構想に約1か月、製作期間は10日。
石原が最もこだわったのは、全体の色作りです。
黄色を主体に、濃淡の異なる黄色を何度も調整。
そのバランスを見極めながら、全体の調和を大切に仕上げました。
作品の中には繊細な花弁やグラデーションなど、ひとつひとつ手作業で仕上げた部分が多く、まさに根気と集中力の結晶。
文章では伝えきれない繊細な細工の美しさを、ぜひ写真でご覧ください。

“つくる楽しさ”が、成長の原動力に
石原が作品づくりに惹かれたきっかけは、学生時代に取り組んだマジパン制作でした。
そこから“自分の手で作品を形にする楽しさ”を知り、コンクールという舞台に挑戦するようになったと言います。
「一つ一つ作品を作るのが楽しい。
それが形になっていく過程こそが、一番のモチベーションであり成長につながっています。」
その言葉通り、彼女の作品には“作る喜び”が溢れています。
結果以上に、その過程を楽しむ姿勢こそが、今回の受賞を支えた原動力だったのかもしれません。

今後の挑戦とメッセージ
バタークリームならではの柔らかさと艶、そしてマジパンで培った繊細な造形力を融合させた今回の作品。
石原にとっても、大きな一歩となりました。
これからの彼女の新たな作品にも、ぜひご期待ください。

ファイブホルンをはじめとする株式会社五千尺では、スタッフ一人ひとりの「好き」や「挑戦」を大切にし、日々の業務の中から“自分らしい表現”を磨く環境づくりを大切にしています。
この受賞は、個人の努力だけでなく、仲間とともに技術を高め合い、互いに刺激を受けながら成長していく五千尺ならではの文化から生まれた成果でもあります。
「自分の“好き”を仕事にしたい」「お菓子づくりを通して成長したい」
そう思う方は、ぜひ五千尺の仲間として新たな挑戦をしてみませんか?
これからもファイブホルンは、地域から全国へ、そして次世代のパティシエたちへ。
“想いを形にするお菓子づくり”を通して、五千尺らしい価値を発信していきます。


